インド旅行記2024 #2

時は進み 気持ちが動く

2020年の確かな記憶がほとんどない。
投稿できずに下書きのまま残っていた写真を見つけた。
日めくりをめくる気にもなれなかったんだ…
そうか、そうだったのね。
時は2021年11月まで進んだ。
塞ぎ込んでいたわけではない。
ひどく落ち込んでいたわけではない。
たぶん、おそらく、その時々を、日々を懸命に生きていたのだと思う。
ただ、オモテに出そうという気が起こらなかった。

奥底に残っていたカレンダーの残像
めくる気がしなかったカレンダーの一枚一枚

先日、studioるんで「女子会文化祭」なるものを試みた。
公演はできないが、集まろう!という心意気。
事前のLINEでの打ち合わせで、メンバーのひとりが言ってくださった。
「ともこさんのソロが見たい」と。
その言葉がうれしかった。
湧き上がるアイデアが出てこなかったら止めようと思っていた。予想に反して、やりたいことがほわーっと生まれてきた。
試行錯誤する日々。
この感覚、忘れていたこの感覚が妙に懐かしく愛おしい。
動きを模索する日々。
ちぎったカレンダーたちにひたすら穴を開け糸を結ぶ日々。

何とか形が出来た。
出来栄えはともかく…
作品が創れたそのことがただただ嬉しい。
私にもまだ創りだすチカラが残っていたんだ。

今回は内輪でのお披露目だったけれど
練り直して練り直して、いずれ公演のカタチにしたい。

見てもらってこその作品。
見てくださる方がいることは本当にありがたい。

お披露目できるその日まで…改めて、日々を丁寧に送っていこうと思い直せた女子会文化祭でした。

音が際立つ大相撲

無観客で中継

大相撲史始まって以来の無観客での取り組み。どんな感じになるのだろうと興味津々だった。行司や呼び出しの所作がひとつひとつ際立つ。拍子木の音がとりわけ美しく響き渡る。力士同士がぶつかり合う音、荒い息遣い、土俵を踏み鳴らす音、すり足の音。会場が何かとても神々しく感じられる。不思議だ。俗なるもの(お客様)がおられないから余計に聖なるものにシフトしていくのであろう。

お客様がおられないから声援が届かない分、力士たちは相当やりにくいだろう。土俵際の際どい相撲もあまりなく、全体的にあっさりと勝負が決まっていく印象は否めない。それでも、終盤上位陣の取り組みになると、行司の声のボルテージも上がり相撲内容のいい勝負は見応えがあった。両横綱の取り組みはさすが。新しい視点で見る大相撲、今場所も楽しめそうだ。がんばれーーー!

日々できなかったことをやってみる

新型コロナウイルス感染症の影響は凄まじい。学校がお休みになって、それでなくても目がまわるような生活を送っておられる方にとっては厳しい踏ん張りどころ。どうか頑張りすぎないでいただきたい。
凄まじい渦の中に飲み込まれてしまうのか、少し距離をおいて冷静に過ごすのかで日常生活は随分と変わってくるように思う。
yogaのレッスンが中止になったりして、ありがたいことに少し時間ができた。日々できずにいたことをやってみる。
丁寧に拭き掃除、床がきれいになると少し面積が広がったようなありがたい勘違いが起こった。
yogaのクラスに使っているブランケットを数枚ずつ洗う。洗剤の心地よい匂いが清潔感を運んできてくれる。
それから、ギーを作った。(バターにゆっくりと火をいれてさらに純度を高めたもの)超弱火で無塩バターに火を通す。黄金色の液体がふつふつと沸いて光り輝いていく様を見ていると自分の心まで透明度が増してくるようだ。
味わい深い一日になった。
先行き不安でこれから先どうなるのか、誰もわからない。WHOによると、すぐに終息するとは思わない方がよいらしい。当面はずっと対策をとっていかなければならない。
やるべきことをやって、日々を気持ちよく過ごすのだ!